Brass
Extreme Tokyo plays
contemporary brass music
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勝間田
裕子 個展+3
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2008年11月25日(火)
19:00 オペラシティリサイタルホール
出
演
ブラス エクストリーム トウキョウ
曽我部 清典(トランペット)、山崎 啓史(トランペット)、 堂山 敦史(ホルン)
村田 厚生(トロンボーン)、 尾崎 光弘(テューバ)
プログラム
勝間田 裕子 / 夏 雲(2008)
松平頼暁 / ファンタ・ファジーレ(2007)


プログラムノート、作曲者プロフィル
勝間田裕子
Yuko Katsumata
13歳より作曲を清瀬保二に師事し、日本人の立場から作曲する大切さを学ぶ。清瀬の紹介で、桐朋学園高校、大学を通じ、作曲を別宮貞夫に学ぶ。1981年、自分の立場からヨーロッパ音楽をとらえかえすため、イタリアに渡り、ローマ大学で音楽史と民族音楽を学ぶ。1982年、オランダでの平山美智子による初演作品を含むレコード『ROMAAMOR』(コジマ録音)を発表後、コンポーザー・パフォーマーとして、ポーリーン・オリベロス等とのコラボレーションを含め、ヨーロツパ、日本各地でユニークな活動を展開している。西武スタジオ200においては、松平頼暁監修による『勝間田
裕子の世界』を二回にわたって行った。2007年『勝間田裕子個展+3』では松平頼暁『Undulation』と三宅榛名『OFF
JAZZ』と共に、自然によせた室内楽作品『水』『朝』『降りしきる雪、雨だれ、花吹雪』をアンサンブル・ノマドの演奏で発表。
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作品解説
『夏雲』(2008年)
ひとつのメロディーが細分化され、繰り返し演奏され、又は変奏されていく。その細分化や、繰り返し、又は変奏の方法は、各声部ことに異なるが、後半では、各声部間でその交換も起きる。各声部ことに一回(トランペット2は二回)だけ、元のメロディー全体を演奏する機会があらわれる。そこでの時間の扱いは、前に進むという意識とは異なる在り方を示す。(勝間田裕子)
松平頼暁 Yori-Aki Matsudaira
1931年生まれ。東京都立大学理学部卒。同大学院修了後、立教大学理学部に勤務。ピアノと作曲を独学。国際現代音楽教会(ISCM)主催の音楽祭に9回入選。K・セロツキ国際作曲家コンペティションでメック出版社特別賞を得る。
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作品解説
『金管五重奏のためのファンタファジーレ』(2007年)
2007年、練馬文化振興協会の委嘱によって作曲。同年10月、練馬文化センターでのクラシック音楽祭2007において初演。題名は、ファンタジーとファンファーレを組み合わせた造語。終結部、全員の即興の後、Fa-Si-Reのコードが奏される。
(松平頼暁)
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